こんにちは、クラウドシフト管理「らくしふ」シフト管理ラボ編集部です。
クロスビットは、2025年3月11日に「スタッフが集まる・辞めない店舗づくりを実現する『シフト管理』とは?」をテーマに、外食・サービス業向けのオンラインセミナーを開催しました。
今回登壇したのは、これまでに中小飲食店を中心に500店舗以上のシフト改善を支援してきた営業部の野田。セミナーでは、スタッフの定着率を左右する“シフト管理の質”に注目し、現場の業務負担や心理的ハードルを減らすことで、組織全体のエンゲージメントを高めるアプローチを、事例とともに紹介しました。
営業部 フィールドセールス ユニットリーダー
野田 淳
株式会社ぐるなびにて中小飲食店向けのコンサルティング営業等を実施したのち、フランチャイズ本部支援のコンサルティング会社にて、本部向けコンサルティングと営業開拓代行を担当。
その後、「飲食店の肝となる人財の配置を効率化していきたい」という思いでクロスビットに入社。中小規模企業を中心に、500店舗以上のシフト効率改善を支援中。
なぜ“定着率”にシフト管理が関係するのか?
人手不足が常態化する外食業界では、「採用できてもすぐに辞めてしまう」という悩みを抱える店舗が後を絶ちません。
人材不足の原因としては、次のような要因が挙げられます。
- 労働環境のイメージ(労働時間が長い・体力的にきつい・賃金が低い)
- 多様な働き方の広がり(スキマバイトや副業などの選択肢の増加)
- 景気や労働人口の変動(労働人口そのものの減少、物価高による影響)
- 定着率の低さ(離職率が高い)
多様な働き方が広がる中で、スポットバイトの活用や外国人労働者の採用促進など、「人を採用する」こと自体は以前より柔軟に行えるようになっています。しかし一方で、採用した人材が長く定着せずに離職してしまうケースも少なくありません。つまり、外食業界における人材不足の背景には、「必要な人手をその都度埋める」だけではなく、今いる人材にいかに定着してもらうかが重要なポイントとなっているのです。この“定着”を支える要素として、給与や福利厚生といった待遇面はもちろんですが、日々の“働きやすさ”に直結する「シフト管理のあり方」が大きく関係しています。
今回のセミナーでは、シフト管理に対する不満や、柔軟な働き方への対応不足が、離職の引き金となっている実態を、調査データとともに解説しました。
たとえば、現場からは次のような声が上がっています:
- 「シフトの提出期限が急で、調整が難しい」
- 「希望を出しても、いつも通らない」
- 「他の人と比べて自分だけシフトが少ない/多い気がする」
- 「急に変更されて困ったけど、言い出せなかった」
こうした不満が積み重なると、「ここでは長く働けないかも…」という気持ちが芽生え、さらに離職のきっかけにつながっていきます。さらに、シフト業務が店長や一部担当者に属人化していると、店長の異動や退職などがあるたびに、シフトの作成・調整・引き継ぎに混乱が生じます。結果として、スタッフ全体の不信感やモチベーション低下につながるケースも少なくありません。さらに、現場の人手不足が続くと、負のスパイラルに陥るリスクが高まり、企業経営の安定性が損なわれる可能性があります。
“定着しやすい”店舗を作るシフト管理とは?
先ほど触れた通り、外食業界における人材不足の背景には、「必要な人手をその都度埋める」だけではなく、「今いる人材にいかに定着してもらうか」がこれからの人手不足時代には重要なポイントとなります。だからこそ、「採用活動に大きなコストをかける前に、今いるスタッフの満足度を高める」ことが必要となるのです。
スタッフの離職を防ぎ、活躍する人材として定着してもらうのに重要なのは、働く側のストレスや不満の芽を、日常業務の中で構造的に取り除いていくこと。その鍵を握るのが「シフト管理の仕組み化」です。
仕組み化されていないシフト管理では、次のような不満や課題が生じます。
シフト管理者側の不満・課題
- 作成そのものへの負担
- 作成に膨大な時間がかかる
- 考慮することが多すぎる
- 売上、働き方(労務)遵守、ポジション、相性など
- シフト業務が属人化し、引き継げない
- 心理的負担
- シフト提出の催促や不足時間の交渉
- 不平不満への対応
スタッフ側の不満・課題
- シフト確定が遅い
- 好きな時間に入れない
- 他スタッフと比較して不平不満
しかし、だからと言ってシフト作成だけシステム化しても、これらの不満や課題の根本解決には至りません。
課題を根本解決するために導入するシフト管理システムの選定には、「本部視点・エリアマネージャー/SV/店長視点・スタッフ視点で求めているものができること」と、「シフトデータを活かせること」が重要なポイントとなります。“働きやすさ”と“店舗運営の安定”を両立させるシフト管理を実現することで、スタッフの定着率は自然と上がっていきます。
「らくしふ」導入事例:エー・ピーホールディングス様の変化
全国175店舗を展開する飲食企業、株式会社エー・ピーホールディングス様では、「らくしふ」導入によって、以下のような成果が生まれました。
- シフト回収にかかっていた2時間(各店舗)を削減、他の業務に充てられるように
- エクセルで管理しきれなかった見込み人件費の可視化と時短に成功
- ヘルプ調整の工数が大幅に軽減
- スタッフから「使い続けたい」という声が上がるほどの満足度の高さ
属人的だったシフト管理を「チームで共有できる情報」に転換し、結果的にエンゲージメント向上と運営効率化を同時に実現しています。
「らくしふ」で実現する“大切な人材が辞めない職場”
クラウドシフト管理「らくしふ」は、LINEを使ったシフト提出・リマインド・共有をはじめ、
- シフトの一元管理(複数店舗・複数ポジション対応)
- 自動アラートによる法令遵守
- スキルや役割の見える化による最適配置
- 人件費・売上計画に基づいたシフト作成支援
といった機能で、店舗運営を「人ありき」から「仕組みありき」へと転換していきます。
続きはセミナー動画で!
この記事では、セミナー内容の一部をご紹介しました。
より詳しい解説や事例紹介、画面での実演は、アーカイブ動画でご覧いただけます。ぜひご覧ください!
\飲食業で使いやすいクラウドシフト管理システムなら「らくしふ」!/
詳しくは「らくしふ」をチェックしてみてください🐧